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卒業制作スタート!

2017年10月17日

後期が始まり、2回生は卒業制作の授業がスタートしました!

 

インテリアデザインコースには3つの専攻があり、それぞれ違ったテーマで取り組みます。

コーディネート専攻では、あるマンションに住む人の人物像を自分で設定し、部屋を改装・インテリアコーディネートします。京都に実在するマンションが題材です。デザイン専攻は、京都の町家を改修した店舗の計画を行います。こちらの計画地も、古くから京都に実在する町家です。雑貨・家具専攻のテーマは「15寸」。1寸、2寸…という単位は、人間の手の指の幅から定められました。人間の身体に基づく寸法を使い、家具や生活雑貨をデザインします。ちなみに、15寸は約45cmです。

 

このように卒業制作は3専攻に分かれて取り組みますが、今年度は初の試みとして、自分が所属する専攻以外の卒業制作に取り組むことが可能になりました。住居系、商業系、雑貨・家具から取り組む課題を決め、与えられたテーマで何を表現するか、アイデアが続々と出てきています。

 

住居系と商業系では、それぞれ現地調査にも行き、自分の目で現場を確かめました。現場には、図面だけではわからない情報がたくさん落ちています。学生たちはメジャーを持って色んな場所の寸法を測ったり、写真を撮ったりしてデザインするための材料を集めていました。

雑貨・家具専攻で制作するのは実際に使用できる雑貨や家具。街を歩いたり、本や雑誌を見たり、色々な物を参考にしてデザインします。

 

2年間の集大成となる卒業制作。みんな頑張ってください!

 

住居系の現地調査。図面と照らし合わせて確認します。 教室に帰り、あらためて写真をチェック。
こちらは商業系の現地調査の様子。 長い間使われた形跡のない町家です。
雑貨・家具専攻。スケッチを描きながらアイデアを練ります。 難しい形は、スタディ模型を作って形を考えます。