ゲームデザイナーのしごと
ゲームに関するあらゆるデザインを担当する「ゲームデザイナー」は、ゲーム業界に欠かせない存在。 本記事ではゲームデザイナーの基本と仕事内容、就職するためのポイントについて解説します。ゲームデザイナーに興味があるのなら、ぜひこちらの情報を参考に就職に向けた準備を進めてみてください。
ゲームデザイナーとは?
ゲームデザイナーとは、ゲーム内に登場するあらゆるものをデザインする職業です。例えばゲームキャラクター、背景、建物などをデザインし、ゲームの雰囲気を演出します。その他、メニュー画面などもデザインし、そのゲーム特有の魅力を形作るのもゲームデザイナーの役割です。ゲームに登場する人・物だけでなく、ゲームを演出するエフェクトなどの作成を担当することもあります。例えばゲーム内で攻撃をした際に発生する視覚効果を考慮して、魅力的な映像を考案するのもゲームデザイナーに求められる役割の一環です。総合してゲームを視覚的に盛り上げるのが、ゲームデザイナーの仕事になるでしょう。
ゲームデザイナーの待遇
ゲームデザイナーの給料は、月収約22万〜35万円程度が相場です。就職したばかりの頃は収入が少なめなケースが多いですが、ゲームデザイナーとして実績を重ねていくことで、評価が高まって収入面が充実することが基本です。ゲームデザイナーとしてどのような仕事をしてきたかも重要となるため、有名ゲームに携わる機会があると収入に大きな影響を及ぼすことも多いです。
ゲームデザイナーは派遣で働くケースもあり、その場合は時給制で給与を計算します。ゲームデザイナーの時給は約1,500円程度と、比較的高めに設定されていることが多いです。
ゲームデザイナーの仕事内容
ゲームデザイナーになるには、基本となる仕事内容を理解することがポイントです。仕事内容が把握できていれば、自分に足りないスキルや知識が明確になるため、何から勉強すべきか優劣をつけやすくなります。
以下では、ゲームデザイナーの仕事内容の詳細を解説します。
■ゲーム内容や全体像の把握
ゲームデザイナーは、まず担当するゲームの内容や世界観など、全体像を把握することから始めます。ゲームの全体像がつかめていないと、内容に合った人物や建物のデザインが困難となります。ゲームへの理解が浅いうちにデザインをしてしまうと、世界観を壊すことになる可能性もあります。ゲームのストーリー、世界の背景、コンセプトなどを確認して、デザインに落とし込む準備をします。
■ゲーム内で使用するデザインの制作
ゲームの全体像を把握したら、その内容を踏まえて実際のデザインを開始します。現代を舞台にしたゲームならそれに合わせた服装・髪型のキャラクターをデザインし、ファンタジー要素の強いゲームなら違和感のない建物や装飾品をデザインします。まずはラフなどでデザインを構築し、担当者に内容を確認してもらいます。修正などを重ねてOKが出たら、実際にゲーム内で使える形にデザインを仕上げます。一般的にゲームデザイナーは、担当するデザインの分野を振り分けられるケースが多いです。自分が担当する領域には責任を持ち、ゲームを構築する1つの要素として機能するように意識しましょう。
■企画立案やシナリオ作成もゲームデザイナーの仕事になり得る
ゲームデザイナーはゲーム内のデザインだけでなく、企画立案やシナリオ作成なども担当することがあります。実績のあるゲームデザイナーは、ゲーム制作に関するあらゆる業務を担うことも珍しくありません。状況によっては制作現場を自ら管理し、進捗状況の把握やスケジュールの調整なども担当します。スキルがある場合にはシステム構築やバグチェックなども仕事になるため、ゲーム制作に関する総合的な能力を持つ人材が重宝される職種となっています。
ゲームデザイナーの給料
・月収:約22万〜35万円
※経験や受託数などによってアップしていきます。
※企業によって残業手当や交通手当などの付与のかたちも異なります。
・時給制の場合は約1,500円程度
ゲームデザイナーになるには
ゲームデザイナーになるには、専門学校に進学する方法がおすすめです。ゲームデザイナーが担当する仕事の多くには、専門的なスキルが求められます。自分だけで勉強することは難しく、その能力を客観的に証明することも困難となります。そのため専門学校の環境で学習し、効率良くかつ客観的にも分かりやすいスキルを身につけることが重要です。
ゲームデザイナーとして働く際には、デザインに関する基礎知識も必要です。人の目をひくデザインを作るスキルや、さまざまな要望に対応できる柔軟なデザインを考案するスキルなども、ゲームデザイナーには必要です。また、デザインをゲームのグラフィックとして形にする技術も求められます。例えばIllustratorやphotoshopを扱えるスキルを養い、実践的な能力を育むプロセスも重要視されます。専門学校ではこれらの知識・技術を専門のカリキュラムを通して学べるため、スムーズに必要な能力を獲得できます。
専門学校はゲームデザイナーとしての就職サポートも!
専門学校はゲームデザイナーとしての就職サポートもしてくれる
専門学校は授業を提供するだけでなく、卒業後を意識した就職サポートも実施しています。就職活動のノウハウやコツを把握できるため、ゲームデザイナーとして理想的な職場に就職できる可能性が高まります。ゲームデザイナーの就職に必要なポートフォリオの作成なども支援してくれるため、必要な準備を的確に進められます。
まとめ
ゲームデザイナーは、ゲーム制作に欠かせない職業の1つです。優秀なゲームデザイナーの存在はゲームのクオリティを向上させ、顧客満足度を高めることにつながります。そのためゲームメーカーやゲームソフト制作会社は、高いスキルを持つゲームデザイナーを求めています。専門学校で本格的な勉強をすることで、需要の高いゲームデザイナーとして就職活動ができるため、さまざまな職場で活躍できるでしょう。
本校「京都芸術デザイン専門学校」の「キャラクターデザインコース」では、ゲーム制作に関するさまざまな授業を展開しています。ゲームデザイナーになるための準備を的確に進められるため、この機会に「京都芸術デザイン専門学校」の「キャラクターデザインコース」への進学についてぜひ考えてみてください。